特殊清掃の費用・料金相場とは?正しい業者の選び方ガイド付き

孤独死や自殺など、特殊な例で亡くなった人の部屋で行われるのが特殊清掃です。そんな特殊清掃を依頼しようと考えている人の中には、以下のような疑問を持っている人も多いのではないでしょうか?
- 「特殊清掃を業者に依頼した際の費用や料金の相場とは?」
- 「特殊清掃を依頼する際に料金だけで判断してもいいの?」
特殊清掃とはなかなか頼むものではないので、費用だけでなくどのようなことをしていくのかを知らない人も多いことでしょう。そこで本記事では、特殊清掃について詳しく解説しつつ、実際に依頼した際の費用や料金の相場をご紹介していきます。
実際に料金が分かった後の、特殊清掃専門の業者を選ぶ際の選び方ガイドもついているので、ぜひ参考にしてみてください。
特殊清掃について
そもそも特殊清掃がどういったものなのでしょうか。まずは特殊清掃に関する基礎情報をお届けしていきます。
特殊清掃とは?
特殊清掃とは、孤独死や殺人、自殺など特殊な例によって部屋で人が亡くなった際に行われる部屋の清掃作業のことを言います。人が亡くなり時間がたってしまうと身体からは腐敗臭がしてしまったり、殺人や自殺の場合だと血が地面に染みついていることもあるのです。
普通の清掃では臭いやシミは取ることができないので、特殊清掃と言う特殊な掃除が必要になってきます。
特殊清掃の現状
近年は高齢化社会となってきている一方で、独り身による孤独死が増えてきています。誰にも気づかれずに亡くなってしまうということもあって、発見が遅れてしまうことも多々あるのです。
ただそのままにしておくわけにはいかないので、専門の業者に依頼をして部屋を元通りにしてもらう必要があります。そして特殊清掃を行う業者のことを「特殊清掃業者」と呼ぶのです。
特殊清掃の主な作業内容
特殊清掃をするとなると、以下のような作業が必要となってきます。
- 害虫の排除
- 消臭・殺菌などで部屋の洗浄
- 部屋を元通りにするリフォーム作業
特殊清掃が必要な部屋とは、ほとんどの場合日にちが立っていることがほとんどです。なので害虫が潜んでいたり、故人の腐敗臭によって卵が腐ったような香りが部屋中を埋め尽くしています。
ただ掃除しただけでは臭いや最近の駆除などはできないので、専門の業者に依頼をするしかありません。
特殊清掃を依頼した際の費用や料金相場
ではそんな特殊清掃を依頼した際に、かかってくる費用や料金の相場はどれぐらいになるのでしょうか?そこでここでは、費用と料金の相場を解説していきます。
特殊清掃を行っている業者の費用や料金相場
始めにお伝えしておきますが、特殊清掃は特殊な薬品や薬剤を使うので、どの業者に依頼をしたとしても高額になってしまいます。故人の状態にもよりけりですが、金額が安くなることはないということを覚えておくとよいでしょう。
以下が特殊清掃を依頼した際の料金相場です。
作業内容 | 作業費用 |
---|---|
浴室の清掃 | 30,000円〜60,000円 |
床清掃 | 25,000円〜50,000円 |
害虫の駆除 | 10,000円〜15,000円 |
畳の処分 | 3,000円〜5,000円(1枚分) |
脱臭 | 30,000円〜40,000円 |
部屋の中の汚れたものの撤去 | 15,000円〜25,000円 |
細菌駆除に必要な消臭・殺菌 | 10,000円〜20,000円 |
作業員の人件費 | 15,000円〜25,000円(1人分) |
他にも部屋の汚れ具合によって作業時間が変わってくる場合、費用が大きく変動してきます。
業者によって料金は大きく異なる
今回紹介した相場ですが、あくまで一例です。正直言うと業者によってピンからキリまで変わってきます。なぜなら特殊清掃業者に決まった相場などはなく、会社を創立した時点で自由に値段を設定できるからです。
近年では特殊清掃だけでなく遺品整理においても、高額な請求をするという事件が多発しています。特に人の死が関わっているということもあって、依頼をする遺族も「特殊清掃はこれぐらいの金額はかかってくるもの」と無理やり自分を納得させているのです。
なので依頼をする遺族の方は、費用がどれぐらいかかってくるかをしっかり理解しておく必要があると言えるでしょう。
オプション追加でさらに費用が高くなることも
さらに業者によってオプションをつけるかつけないかで、金額が大きく変化してくることがあります。先ほどのグラフで説明をすると、すべてのオプションを付ける必要はないというのが分かるでしょう。
例えば部屋の清掃が必要だったとしても、害虫の駆除が必要ないときもあります。畳がない部屋もありますし、物が何も置いていないこともあるでしょう。しかし実際には部屋に入ってみないと判断はしづらい所ではあるので、業者によってオプションをつけるかが判断されてしまうのです。
特殊清掃は料金だけで選ぶのは危険?
そんな料金がどうなるか分からない特殊清掃ということもあって、できるだけ料金が安い業者に依頼をしたいと思う方もいることでしょう。
しかし料金だけで業者を選ぶのは大変危険になります。なぜなら料金が安すぎればキチンとした作業を約束してくれる保証はなく、下手をしたら綺麗に修復されていないということもあるからです。
特殊清掃は大変技術のいる清掃作業です。使っている薬剤もお金はかかりますし、最初の部屋の状態に戻すのにはそれなりの時間と労力がかかります。なので安いか高いかで決めるのではなく、信頼できる業者かどうかで選ぶのが重要です。
特殊清掃を依頼する際の業者選び方ガイド
では特殊清掃を依頼する際には、どのようにして業者を選んでいけばいいのでしょうか?ここでは特殊清掃業者の選び方を解説していきます。
経験豊富で実績のある業者に依頼をする
特殊清掃はめったに行われることはありませんが、中には経験豊富な業者もいます。経験が豊富なほどあらゆる状況にも対応ができるので、効率よく部屋の片づけをしていくことができるでしょう。
さらに経験豊富な業者の方が、余計なオプションを付け加えることなく作業を進めていくので、費用を抑えることにも繋がります。逆にまったく経験がない業者だと、余計なオプションをつけて費用が高くなる可能性があるので注意しましょう。
複数の業者の見積もりを取る
業者によって料金が変わってくるので、1つの業者のみで決めてしまうのはおススメしません。それぞれ料金が異なるからこそ、それぞれの会社で見積もりを取るのは必須と言えます。
ただ特殊清掃を依頼したいという方は、できるだけ早めに片付けをしたいと考えている人もいるはずです。時間がたつほど腐敗が進み、追加料金が発生する可能性もあるので、緊急性を業者に伝えながら話すとスピーディーな対応をしてくれることでしょう。
遺品整理を一緒にしてくれる業者を選ぶ
中には特殊清掃のみをしている業者もありますが、できる限り遺品整理も一緒にしてくれる業者を選ぶようにしましょう。というのも、故人が孤独死などで亡くなっていた場合の部屋と言うのは、ほとんどのものが臭いで充満して物も使うことができない状態となります。
もし遺品を綺麗に殺菌などをして修復したとしても、約8割は相続したりするのも難しい状態となっていることがほとんどです。
その場合は遺品整理を一緒にしてくれて、処分を依頼できる業者を選んだほうがとても効率的になります。
まとめ
特殊清掃とは普段生活している中で、滅多にする作業ではないので料金のことを心配する人も多いはずです。しかし正直費用は高くなり、そこから遺品整理などのオプションをつけていくと、費用は必然的に高くなると覚えておくと良いでしょう。
またもし特殊清掃のことに関して、今すぐに相談をしたいということがありましたら、ぜひ特殊清掃を広島県全域で対応している「整想屋」に一度ご連絡ください。特殊清掃だけでなく遺品整理を専門としている業者で、広島県を中心に活動をしています。
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