遺品整理で残すべきものと捨ててはいけないもの9選|プロが解説!

「遺品整理をしているけど残すべきものが分からない。」
「捨てる遺品と捨ててはいけない遺品の基準って何があるんだろう。」
「遺品整理士に遺品の処分の仕方を聞きたい。」
遺品整理をしている時に、このような疑問を抱える人もいるのではないでしょうか?
大量に残された遺品を見ていくと、何を捨てて何を残していくべきか分からないという人は結構いらっしゃいます。そんな時に遺品整理士が所属している「整想屋」では、しっかりと残すべきものと捨ててはいけないものを分けていくのですが。
中には遺品整理業者に頼らず、自分たちで遺品を片付けようとしている人もいると思います。そこでスムーズな遺品整理をしていただきたいと感じたので、今回「残すべき遺品と捨ててはいけない遺品」を種類別で分けました。
ぜひこれからの遺品整理に役立てていただけると幸いです。
遺品の中で残すべきものを決める前にすること
大切な人が亡くなり遺品を整理していこうとなった時に、遺品の中で残すべきものを決めなくてはいけません。しかし残すものを決めていく前に、まずは以下のことを確認してから進めていくようにしていきましょう。
遺言書の確認を
遺品整理をしていく前に、まずは遺言書の確認をしていく必要があります。なぜなら、遺言書の中には故人が残しておいてほしいものを書いている場合があったり、遺品整理に関する詳しい記述が記されている可能性があるからです。
遺言書は法的に力を持つ大事な書置きで、遺族が捨てたいと感じたものでも「残しておいてほしい」という遺品が記されている場合、必然的に残さなくてはいけません。それぐらい重要な書置きなので、遺言書は一番最初に見つけておき、しっかりと保管をしておきましょう。
相続人と協力を
遺品整理をしていく際には、必ず相続人になる人と協力をして遺品整理をしていくようにしましょう。なぜなら遺品とは、遺族だけでなく相続人にも授与される権利があり、人によってはいるもの要らないものが変化してくるからです。
もし相続人が欲しいと思っていた遺品を勝手に処分してしまっては、後々トラブルのもととなってしまいます。遺品整理で最も心配なのが、相続人同士のトラブルです。なので必ず相続人に確認を取りながら、トラブルを減らしていくようにしましょう。
遺品の中で残すべきもの・捨ててはいけないもの9選
ではそんな遺品の中で、必ず残すべきものや捨ててはいけないものは何になるのでしょうか?ここではそんな遺品の中で、必ず残しておくべきもの9つをご紹介していきます。
これから遺品整理をしていこうとしている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
現金
現金が残っている場合は、1円単位で残しておく必要があるものとなります。もし見つかったら、必ず1か所に集めておくか、代表者の誰かが保管しておくようにしておきましょう。
ただし中にはへそくりなどを隠している故人もいらっしゃいます。遺品整理をしていると「いつのまにか処分してしまった」という事態も起こりかねないので、必ずへそくりを隠していそうな場所(タンスの中、額縁裏、ベッドの下など)を探しておくようにしましょう。
通帳
通帳などは名義人が亡くなった時点で凍結されます。口座が凍結されてしまうと引き出しができなくなってしまい、相続人でもお金を出すことができません。口座の凍結解除をするには、
- 銀行が指定した相続届
- 故人の戸籍謄本(生前から死亡まで)
- 相続人に当たる人の戸籍謄本や印鑑証明書
- 通帳や届け印、キャッシュカードなど
などが必要です。もし見つけた場合は相続人の協力が必須となるので、必ず大事に保管しておくようにしましょう。
身分証明書・カード類・印鑑・契約書類など
故人が持っていたとされる身分証明書やカード関係、印鑑、契約書類などの重要物は必ず捨てないで持っておきましょう。なぜなら故人が契約しているサービスや商品の解除をする際に、必ず必要となってくるものになってくるからです。
いざ遺品整理をしてみて、「こんな契約をしていたんだ。」という驚きの声が出ることも少なくありません。家の契約書や証券、はたまた不動産契約書などが後になって出てくることもあるでしょう。名義変更や契約解除をするにしても、身分証明書などは必須となります。
そう考えていくと、必ず残しておくべきものの項目に入ることが分かるはずです。
借りているリース品
遺品の中には、契約を交わして物を借りている場合があります。例えばリクライニングベッドや椅子、介護用品など、現代においてはあらゆるものが借りれる世の中となってきているのです。
もし勝手に処分をしてしまうと賠償金が発生してしまうので、必ず確認をしておく必要があります。ただどこから借りたか分からない場合は、必ず契約した際の契約書があるので探しておきましょう。
鍵類
鍵は必ずと言ってもいいぐらい残しておくべきものに当てはまります。なぜなら鍵は大事なものを仕舞ったり、開封させないために使用するものです。つまり大事なものが鍵を付ける場所にある、ということになります。
自宅の鍵や倉庫の鍵、金庫の鍵などあらゆるものが想定できるでしょう。ただ中には何の鍵か分からないという人もいると思うので、そんな時は専門の鍵屋に行き形状や番号でどんな鍵かを聞いてみるのも1つの手段と言えます。
高値で売買できそうなもの
遺品の中には、高値で売ったりすることができるものがあります。ちなみに、高値にあてはまるのは以下のような遺品です。
- 仏壇
- 骨董品
- 貴金属類
- お酒関係
- 着物
- 家具家電関係
- 趣味でしていたスポーツ用品
- 故人が大事にしていたコレクション
高値で売却して相続人で分け合うことができたり、そのまま相続品として扱うことも可能です。ただしもし売ろうと考えているなら、売る場所や売り方次第で低い見積もりを出されることもあります。
なので必ず複数の買取業者や専門の業者に依頼をして、できる限り希望に沿った金額で買い取ってもらうようにしていくとよいでしょう。
写真やアルバムなどの思い出の品
写真やアルバムなどは大切な故人との想い出です。写真を見ることで過去を思い出し、故人を弔うことができるので、残しておくとよいでしょう。
しかし中にはたくさん写真の枚数がありすぎて困っている、という人も少なくありません。そんな時は、データに移し替えて保管方法を変えていくのがおススメです。専門の写真屋さんに行けば、データに移し返すことができます。
多少の金額はかかってしまいますが、すべての写真を記念として残しておくことができるでしょう。
残すかどうか判断が付かないもの
遺品整理をしていくと、「残しておくべきかどうか判断がしにくい」という遺品が必ず出てきます。そんな時は素直に残しておくほうが無難です。なぜならその場で決めなくても、後になって処分することができるからです。
遺族が必要でないと思っていても、相続人の中には必要と感じる人もいるかもしれません。さらには形見分けをしていけば、故人の友人に遺品を譲ることもできます。
なので分からないという場合は、いきなり捨てるのではなくとりあえず保管しておくようにしましょう。
遺品整理業者に依頼する前に残すべきものを決めよう
中には遺品整理をしていく際に、遺品整理業者に依頼をする人が多いですが、ある程度残しておくものを先に決めておくことが重要となります。故人のことを知っているのは遺族であり、あくまで遺品整理御者は整理のお手伝いとサポートをしていく形です。
なのでもし残すべきものを決めているのなら、事前に遺品整理業者に伝えておきましょう。そうすることで、勝手に処分をされたりいつのまにか遺品がなくなっていた、などの事態を防げるのです。
まとめ
遺品整理をしていく中での、残しておくべきものと捨ててはいけないものをまとめていきました。初めて遺品整理をしていく人のほとんどは、何を残し何を捨てるべきか判断がつかないものです。
しかし分からないという理由で遺品整理を進めていないのであれば、早めに相談することをおススメします。もし遺品整理に関して分からないことがありましたら、広島県を代表する「整想屋」に一度ご相談ください。
遺品整理のプロでもある遺品整理士が在中しているので、いつでも分からないことにお答えしていくことができます。さらにどれぐらいの費用がかかるかの見積もりも無料で取れるので、その旨をお電話などでお伝えください。
少しでも疑問を無くして、満足の遺品整理をしていきましょう。
整想屋HP:https://syuei0216.co.jp/