遺品を捨てることに罪悪感を感じる5つの理由と対策方法をプロが解説

「遺品を捨てたいけど、なんだか罪悪感を感じてしまう。」
「罪悪感を感じることなく遺品を捨てる方法を知りたい。」
遺品を捨てようと考えたときに、上記のような悩みを持っている人が多いのではないでしょうか?
遺品とは故人が大切に扱っていたものも多く、処分をしようと考えても故人に申し訳ないという罪悪感が出てきます。
しかし実は遺品を捨てることに罪悪感を感じるのには、5つの理由があると考えられるのです。本記事では、そんな遺品を捨てることに罪悪感を感じる理由と対策方法についてまとめていきます。
実際に遺品整理を専門としている「整想屋」が、直接お客様にお伺いしたお話でもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
遺品を捨てることに罪悪感を感じる5つの理由
遺品を捨てる際に罪悪感を感じてしまうのは、以下の5つの理由が考えられます。
- 故人に対する心の整理がついていない
- 故人の想い出の品がたくさんある
- 亡くなった人からバチがあたると感じる
- 故人の想いを聞けなかった
- 捨てることしか処分できないと考えていた
それぞれ詳しく見ていきましょう。
故人に対する心の整理がついていない
故人が亡くなったことに対して向き合えていない人に多いのですが、遺品を捨てることに罪悪感を感じてしまうのはまだ心の整理がついていない場合があります。どうしても亡くなったことを受け入れきれず、まだ生きているものだと考える人も出てくるのです。
しかし亡くなった人は戻ることはなく、だんだんと日がたてばたつほど現実味をおびてくることでしょう。悲しい気持ちは時間が経つにつれて薄れていくので、少しずつ向き合う必要があります。
故人の想い出の品がたくさんある
故人との想い出の品がたくさんあると、捨てることに罪悪感を感じてしまい捨てるに捨てれないという状況になってしまいます。さらに量が多ければ多いほど故人との想い出を思い出してしまう材料が増えてしまうことになるので、なかなか捨てるきっかけを作れなくなってしまうのです。
故人を思うのであれば、思い出の品を仏壇などに飾ってあげるなどして弔うのが正式的にいいのですが、あまりにも遺品が多いと飾れないという事態にもなるでしょう。
「バチがあたる」と感じる
遺品は生前生きていた故人が使っていたということもあり、勝手に処分をしてしまうとバチがあたってしまうという考えがでてきてもおかしくありません。さらに遺品として仏壇が出てきたときは、正しく処分をしなくてはご先祖様に申し訳ないという気持ちが働いてしまうことでしょう。
物にも魂が宿ると言われていることから、故人の了承を得ずに捨ててしまうことはいけないことだと感じてしまうのです。
故人の想いを聞けなかった
故人が生きていた時に遺品をどうするか、という話し合いをしている人も増えてきています。中には生前整理と言って、亡くなる前に自らが遺品整理を行う個人もいるほどです。
故人にはそれだけ遺品に対する想いが強い人も多く、どのように処分するかを自分で決めたいという人もいます。しかしそんな想いは届かず、病気によって亡くなってしまう人もいるのです。
そんな遺品に対する故人の想いが聞けなかったことから、罪悪感を感じて捨てられなくなってしまう人もいます。
捨てることしか処分できないと考えていた
中には捨てることしか方法がないと考えており、罪悪感を感じてしまうという人も少なくありません。しかし何も捨てることだけが遺品の処分方法ではありません。今は遺品整理業者という業者も増えてきており、供養や回収を執り行っているところもあるのです。
捨てることしか知らなかったため、自然と罪悪感を感じてしまうというのは無理もないことでしょう。
遺品を捨てる前の心構え
遺品を捨てることに対する罪悪感の理由がわかりました。
ではそんな罪悪感を感じてしまう方が持っておくべき、遺品を捨てる前の心構えについて詳しく見ていきましょう。
故人の立場になって考える
故人がどんな人だったか、どんな性格だったのかによって遺品を捨てるかどうかを考えてみてはいかがでしょうか。
例えば、もともと物を大切にする人だったら無下に捨てるのはよくありません。それだったら他の人に遺品を渡したり、捨てるのではなく大事な形見として残しておく方がいいでしょう。
つまり故人がどのような人物だったかによって処分方法を決めることで、故人の想いを大切にしていくことができるのです。
「遺品」ではなく「物」として考える
どうしても遺品として見てしまうと、罪悪感を感じてしまいがちです。なのでまずは遺品を物として考え、本当に必要かどうかを考えていきましょう。
遺品とは言え、物とはいつかは壊れたり痛んだりして、いつかは処分していかなくてはいけないものがほとんどです。大事にしまっていたとしても、誰かが処分しなくてはいけなくなってしまう時が必ずきます。
先に処分をするのか、後に処分をするのかで考えてみるのも1つの手段と言えるでしょう。
将来的に必要かを考える
遺品の中には将来的に使えるものもたくさんあります。しかし全部が全部必要かというと、不必要なものもたくさん出てくることでしょう。
さらに中にはいつか使えるかもしれないという、「いつか使える物」も出てくるはずです。しかし「いつか」とは不明確なものばかり。しかもほとんどの場合、不必要になってくることがほとんどと考えておくとよいでしょう。
遺品を罪悪感なく処分する方法
ではそんな遺品を罪悪感なく処分をしていくには、どのような方法があるのでしょうか?順番に見ていきましょう。
形見分けを行う
形見分けとは、故人の知人や親せきに対して遺品を渡していく方法になります。これなら罪悪感を感じることなく、故人の想いが詰まった遺品を大切な人に託すことができるでしょう。
しかし必ずしもすべての遺品が形見分けできるかというと、そううまくはいきません。なぜなら形見分けとは何でも渡していいものではなく、知人や親せきが興味を持つものを譲っていくのが一般的だからです。
いらないものを無理に渡そうとすると押しつけになってしまうので、必ず形見分けを行う際には相手の了承を得るようにしましょう。
リサイクルショップに依頼する
リサイクルショップに依頼をすれば、遺品を回収をしてくれるので捨てずにすみます。さらには遺品によっては価値あるものもあるので、お金に還元することも可能です。
ただ遺品を捨てることに罪悪感を感じてしまう人の中には、売ることに対しても抵抗がある人が多い傾向にあります。亡くなった人の遺品を、まったく関係のない人に届けることに違和感を感じてしまう人は利用を控えたほうがいいかもしれませんね。
遺品整理業者に回収してもらう
遺品整理業者に依頼をすれば、遺品を回収するだけでなく供養をすることも可能です。実際に私ども「整想屋」では、遺品を回収するだけでなく故人が大切に扱っていた遺品を供養するサービスを行っています。
故人に対して申し訳ないという気持ちが強い方は、遺品を捨てることに罪悪感を感じてしまうもの。そんな罪悪感を少しでも減らせれるように、供養をすることはとても重要と言えるのです。
また遺品整理において重要なのは、何より気持ちの整理をしていくのもそうですが、身体的負担を減らしてあげることも重要となります。何かとあわただしくなる遺品整理をプロにまかせるのも、1つの処分方法と言えるでしょう。
まとめ
故人に対しての思いやりが強いほど、遺品整理はしていく際に罪悪感を感じてしまうものです。家庭によって遺品の数も違うことから、想いの強さがまったく違うこともあるでしょう。
広島県を代表とする遺品整理業者「整想屋」では、そんな遺族様の想いをしっかりと受け止め、真心こめて遺品整理のお手伝いをさせていただいています。
本記事を読んだ後に、少しでも遺品に対して罪悪感をまだ感じてしまうということでしたら、いつでもご相談ください。
少しでも遺品に対する罪悪感を減らせれるように、専属の遺品整理士が最後まで対応をさせていただきますね。