ゴミ屋敷住人には引きこもりが多い|ゴミ屋敷が生み出す問題と解決法

日本でも大きな社会問題となってきている、ゴミ屋敷問題。そんなゴミ屋敷に住んでいる住人の中には、引きこもりが多いのが現状です。実際に弊社(整想屋)にてゴミ屋敷の清掃に行った際にも、「引きこもりをしている人の部屋を片付けしてほしい」という依頼が頻繁に行われます。
ただそんな引きこもりの人が多いゴミ屋敷問題において
- なぜゴミ屋敷には引きこもりが多いのか?
- 引きこもりを生み出すゴミ屋敷とはどういった問題があるのか?
- どうやったらゴミ屋敷住人の引きこもりを解決できるのか?
などの疑問を解決していくことが大切になってくるのです。
そこで本記事では、ゴミ屋敷住人の中には引きこもりが多い理由や正しい解決方法などを詳しく解説していきます。
ゴミ屋敷住人には引きこもりが多い理由
まずはゴミ屋敷住人に引きこもりが多い理由についてですが、主な理由としては以下の通りになります。
- 人に会うのを拒んでいる
- 掃除をする体力や気力がない
- 物を捨てるという概念がない
- 孤独になった高齢者が多い
- 便利な社会になりすぎてしまった
上記の通りです。
それぞれどういった意味か、詳しく見ていきましょう。
人に会うのを拒んでいる
ゴミ屋敷を生み出した人全員に言えることなのですが、ゴミだらけの部屋を作ってしまうと極端に人に会うことを拒む傾向にあります。というのもゴミだらけの部屋というのは見た目からして汚らしい部分があり、できる限り他の人に部屋を見せたくないという心理状態へと陥ってしまうのです。
そしてそんなゴミ屋敷に住んでいることを周りに知られたくないという想いから、だんだんと引きこもり生活へと進展してしまう結果に。さらに自分でちょっとずつ片付けしようと思っても、引きこもり生活が長引いてしまっている人は、なかなか外に出ることも怖くなりそのまま引きこもった生活を続けてしまうのです。
掃除をする体力や気力がない
引きこもりをしている人の中には、もともと掃除という概念がない人が多かったり掃除をするほどの体力がない人がいます。引きこもりをする人の特徴として、何かの動きをするだけでも「めんどくさい」という感情が出てきてしまい、ゴミが落ちていたとしてもそのまま放置してしまうことがあるのです。
さらに誰かを部屋に招き入れることがないという考えが働き、引きこもりの方は掃除をする気力すら起きないという現象が起きてしまいかねません。他にも一定の場所から動きたくないという理由でも、ゴミをどんどん部屋中にちりばめる人もいるのです。
物を捨てるという概念がない
引きこもりの方の中には仕事をしていない人も多く、物を捨てるという概念がない場合があります。というのも仕事をしていない分、1つの物に対しての執着心が強く、ゴミだと思われるものもそのまま放置されてしまうことが多いのです。
実際にゴミ屋敷清掃専門の弊社(整想屋)に連絡する方の中にも物に対しての執着心が強い方が多く、依頼はしたもののなかなか捨てることに躊躇いを持っていたという方がたくさんいました。それだけ引きこもりの人は1つ1つの物を大切にするという表れであると言えるでしょう。
孤独になった高齢者が多い
日本は高齢化社会となってきている一方で、片方の大切な人がなくなり孤独になった高齢者の方も増えてきています。さらに生涯独身を貫き通し、そのまま高齢者になった方も多いのが現状です。
そんな独り身で生活をしている高齢者の方には、できる限り世間と関りを持たないようにしようとして引きこもりになる人も少なくありません。実際に弊社に依頼してくる人の中にも、孤独になった高齢者の人の家を片付けるということが多々あります。
それだけ引きこもりになっていく高齢者が、だんだんと増えてきている証拠と言えるでしょう。
便利な社会になりすぎてしまった
実は引きこもりになっていく原因の中でも最も可能性が高いのが、便利な社会になりすぎてしまったことが大きな要因として考えられています。というのも現代において物は簡単に手に入るようになり、ネットで必要な物を買ったりちょっと歩けばコンビニなどがあるので、たいていのものは手に入るようになったのです。
そんな便利な世の中になりすぎた結果、外に活発的に出かける人が少なくなってしまい、部屋に引きこもりつつもゴミ屋敷を作り出す結果となっています。外に出なくても生活できる世の中になってしまっている分、ゴミがどんどんたまってしまうという弊害が起きてしまうことはよくあることです。
引きこもりの人がゴミ屋敷に住むことの大きな問題点
ではそんな引きこもりの人がゴミ屋敷に住んでいる場合の問題点とは、いったいどういったものがあるのでしょうか?順番に見ていきましょう。
病気になりやすい
まずゴミ屋敷に住んでいると一番怖いのが、病気にかかりやすくなってしまうという点です。というのもゴミ屋敷には害虫や害獣などが住み着いている場合も多く、体内に菌が入ってしまう恐れもあります。
さらに引きこもり生活をしていると精神疾患にかかってしまうこともあり、普段できていた日常生活ができなくなってしまうこともあるのです。そんな病気にかかりやすい環境でもあるゴミ屋敷には、ずっと住んでいても自分の身体を蝕んでいく結果となっていくだけでしょう。
近所の人から忌み嫌われる存在になる
いくら引きこもりを生活をしていたとしても、ゴミ屋敷を生み出している時点でだんだんと部屋の外にまで臭いが充満していくものです。そうなってくると近所の人から苦情の連絡が入るようになったりと、忌み嫌われる存在になってしまうこともあります。
中には近所の人と関りを持とうとせずに引きこもりをしている人もいるでしょうが、自分から生み出したゴミ屋敷によって近所の人を呼んでいては本末転倒でしょう。そんな近所の人との関係を崩す可能性があるのが、ゴミ屋敷問題と言えるんですね。
ゴミ屋敷が生み出す引きこもり問題の解決法
ではそんなゴミ屋敷が生み出す引きこもり問題の解決法とはどういったものがあるのでしょうか?
主には以下の3つが考えられます。
- 自分でゴミを捨てる習慣をつける
- 周りの人が説得をして片付けを手伝う
- ゴミ屋敷専門の片付け業者に依頼をする
上記の通り。
それぞれどういった意味か、順番に見ていきましょう。
自分でゴミを捨てる習慣をつける
何よりもまずは、自分でゴミを捨てるという習慣をつけなくては引きこもり生活を脱することはできません。身近に片付けを手伝ってくれる人がいるなら部屋の掃除などはできるでしょうが、ゴミ屋敷を生み出した本人の引きこもり生活を脱する根本的な解決には至らない場合が多いのです。
なのでまずは、自分が「このままではいけない」という自覚をもって、部屋の掃除やゴミを捨てる習慣を身につけていくことがとても重要になります。もちろんいきなりは難しいと思うので、少しずつ部屋の掃除をしてみるのがおススメです。
ちょっとずつでもゴミを外に持っていくことを習慣づけていけば、だんだんと引きこもり生活もなくなり、部屋も綺麗になっていきますよ。
ゴミ屋敷専門の片付け業者に依頼をする
もし自分で片付けをすることが難しく、ただ今の状況を脱したいと考えている人はゴミ屋敷専門の片付け業者に依頼をするという手段がおススメです。というのもゴミ屋敷を専門にしている片付け業者は、同じような境遇の方の部屋の片付けを行っており、片付け終わった後にどうやったら部屋を再度汚くしないかのアドバイスをくれることがあります。
もちろん自分で部屋を再度汚くしないという強い願望があればですが、今までの経験を活かして正しい片付け方法や引きこもりからの脱し方を教えてくれるでしょう。何よりも重要なのは、再度のゴミ屋敷を生み出さないことなので、専門のプロに話を聞いたほうが効率的です。
ただどの業者に相談をすれば分からないという方は、ぜひ「整想屋」にお任せください。
ゴミ屋敷の片付けを広島全域で対応している整想屋は、お客様満足度No.1という実績を残しており、プロの特殊清掃員が多く所属しているプロ集団になります。
もしゴミ屋敷問題が広島で起こっているという方は、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
ゴミ屋敷住人の中には引きこもりの人が多い理由や正しい解決方法などを解説していきました。引きこもりをしている人は社会との繋がりを無くそうと考えている人もいますが、ゴミ屋敷を作り出してしまうと強制的に繋がりを作るきっかけとなってしまうことがほとんどです。
なのでまずは、現状のゴミ屋敷問題や引きこもり問題を解決するためには何をしていけばいいのか、ぜひ考えてみてください。これからの行動や考え方次第で、今の状況を脱することができるかどうかが決まってくると言っても過言ではありませんよ。